国土交通省は25日、8トンを超す大型トラックを対象として、自転車などが側面に接近したことを運転手に知らせる警報装置の取り付けを義務化する方針を固めた。左折時の巻き込み事故を防ぐ狙いで、令和4年1月以降の新車や、モデルチェンジされる車種から適用する予定だ。
既に装着しているメーカーもあるが、性能などの国際基準が11月に発効する見込みとなったことを踏まえた。3年以前から販売されている車種は、6年1月以降の継続生産分を対象とする方針。
警報装置は、トラックが時速30キロ以下で走行中、左側を走る自転車などを検知。左折すると衝突の恐れがある場合に警報音を鳴らしたり、車内のランプを光らせたりして運転手に気付かせる。