『VIVANT』乃木の”矛盾発言”に注目 テントのメールは「残らない仕様」 なぜ合言葉を知っていた?

乃木の発言と矛盾 大田は「メッセージが残らない」と言っていたが…

日曜劇場『VIVANT』の場面カット(C)TBS

俳優の堺雅人が主演、阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、松坂桃李、役所広司が共演する、TBS系日曜劇場『VIVANT』(毎週日曜 後9:00)の第7話で乃木が放った”ある発言”が注目を浴びています。

乃木たちとテントが対峙したシーンで、疑惑が浮上しました。乃木はノコルが投げかけた”合言葉”に即座に答えましたが、黒須らの別班メンバーはその合言葉を知りませんでした。乃木は「一通だけゴミ箱に消去されたメールがあった。見ておいてよかったよ」と小声で説明しました。

しかし、第6話では黒須が「その組織(テント)は独自の情報網を持っている」と発言し、ブルーウォーカー・大田が幹部アリのスマホをハッキングした際にも「このアプリ、過去のメッセージが残らない仕様になっています」と”テントのセキュリティー”について証言していました。

乃木の説明と矛盾が生じています。合言葉の情報はロシアの反政府武装組織「ボスタニア」のメンバー・スワードのスマホから得られましたが、テントと連絡を取るには”組織の連絡網”を使用する必要があります。ですから、情報が簡単に漏洩することは考えにくいです。スワードのスマホには、そのアプリが入っていなかったのでしょうか…。

疑心暗鬼になっている視聴者たちは、乃木が”たまたま”ゴミ箱の中のメールに気づかなければ、別班が全滅していたという奇跡を簡単には信じられません。「乃木さんの合言葉のこと、嘘じゃないかしら。テントのメールアプリは自動的に削除されるのだから、ゴミ箱に入れるという行為は変じゃない?」「合言葉のメールがゴミ箱に消去されてたのは本当かなぁ。乃木が抜け駆けしてノコルに接触してた可能性はない?……ないよね」「7話を見返してみたけど、乃木は例の合言葉をゴミ箱のメールで見たと言ったけど、ロシアの組織だっけ?が集合場所のメールはそのままなのに、合言葉のメールだけ削除してたってのは不自然じゃない? 乃木は初めから合言葉を知ってたのかな?」と推測しています。

この作品は、『半沢直樹』シリーズ、『下町ロケット』シリーズ、『陸王』『ドラゴン桜』などを手掛けた福澤克雄氏が演出だけでなく原作も手掛けた完全オリジナルストーリーです。福澤監督と共に日曜劇場を作り上げてきた制作スタッフが集結し、主演の堺雅人をはじめとする豪華キャスト陣が出演します。

第8話のあらすじ

乃木(堺雅人)たち別班はテントの会合に潜入し、ノコル(二宮和也)を捕らえます。しかし、乃木は次の瞬間、別班の仲間を次々と狙撃するという衝撃的な行動をとります。乃木が果たしたい”想い”によって別班や国を裏切ることになり、父・ベキ(役所広司)と40年ぶりの再会が訪れます。

別班を裏切った乃木、テントのリーダー・ベキ、ノコルとしてベキを支えてきた幹部のそれぞれの想いが絡み合い、予測できない物語が展開されます。

(Source link: 日本ニュース24時間)