各企業が広告契約を見直す
ジャニーズ事務所の元社長であるジャニー喜多川の性加害問題が浮上し、所属するタレントをイメージキャラクターとして起用していた企業が広告契約を見直すことを決めました。日本航空や東京海上日動火災保険に続き、アサヒグループホールディングスも「ミンティア」のイメージキャラクターとして「Snow Man」を起用する契約を終了すると発表しました。
ジャニーズ性加害問題への注目
今年3月、英BBCのドキュメンタリー番組でジャニーズ事務所の性加害問題が取り上げられ、元ジャニーズJr.の歌手であるカウアン・オカモトが4月の会見で性被害を主張しました。この問題は大きな注目を集めました。そして、性加害問題の調査を行っていた外部専門家による「再発防止特別チーム」の調査報告書が8月末に公開され、事務所側は7日に会見を開き、藤島ジュリー景子社長の退任と少年隊の東山紀之の新社長就任を発表しました。
企業の対応
会見を行う前から、各企業はタレントを起用したCMの公開延期やキャラクターの変更などの対応に取り組んでいました。会見の翌日、東京海上日動火災保険は嵐の相葉雅紀をイメージキャラクターとして起用していたが、広告契約の解除を検討していることを明らかにしました。また、嵐を広告に起用していた日本航空も、適切な対応が取られるまで広告起用を見送ると表明しました。スポンサー企業からは性加害問題への厳しい見方が相次いでいます。
アサヒグループホールディングスの決断
アサヒグループホールディングスは8日、アサヒビールやアサヒ飲料を含む4つの商品でジャニーズのタレントをイメージキャラクターに起用していましたが、「ミンティア」のCMにのみ現在放送中です。しかし、この日、「Snow Man」を「ミンティア」のイメージキャラクターとして起用することは今後行わないと発表しました。アサヒグループホールディングスは性加害問題が「アサヒグループの人権方針に反する」ため、このような決断に至ったと説明しました。
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(写真はオリジナル記事から引用)