ビッグモーター、中古車販売で水没歴を隠していた!前橋地裁が支払い命令

中古車販売大手のビッグモーターが、水没事故歴を告げずに中古車を販売したとして、群馬県館林市の医薬品販売会社が訴訟を起こし、前橋地裁太田支部は21日までに約290万円の支払いを命じました。この判決により、ビッグモーターは、過失による苦い代償を支払うことになりました。

隠された水没歴、詳細調査を怠った

原告の男性社長は2019年、ビッグモーター館林店で中古の乗用車を購入しました。しかし、ある追突事故を機に、修理を経て水没歴が判明したのです。ビッグモーターは車を回収し、水没の痕跡があることを認めましたが、無償修理には応じませんでした。

前橋地裁太田支部はこの判決で、「ビッグモーターは水没歴を含め、詳細に調査すべきだったのに、それを怠った」と指摘しました。これにより、ビッグモーターの責任が明確になったのです。

ビッグモーターへの支払い命令

前橋地裁太田支部は、ビッグモーターに対し、約290万円の支払いを命じました。被害を受けた医薬品販売会社は、ビッグモーターに代金など合計350万円の支払いを求めていたので、一部が認められた形となります。

ビッグモーターは、「係争中の案件につき、コメントは差し控える」とコメントしましたが、この判決を受けて、今後のビッグモーターの対応が注目されます。

ビッグモーターには、中古車販売の際には十分な調査を行い、顧客に対して正確な情報を提供する責任があります。この事件は、中古車市場における信頼性の問題を浮き彫りにしました。

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