「茂木氏包囲網」のため、首相が木原氏を党内人事で重用

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最新の情報が入ってきました。自民党は22日、党内の中堅幹部62ポストの人事を決めました。この人事には、「ポスト岸田」への野心を隠さない茂木敏充幹事長を牽制するための狙いが透けて見えます。

現在の人事の最大の特徴は、政権発足以来、首相官邸で官房副長官として首相を支えてきた木原誠二氏が幹事長代理と政調会長特別補佐に就任したことです。首相に近い関係者は、「木原氏は首相の分身として党に入り、党の運営と政策立案の両方に関わります。これにより、党と官邸の連携が一層強まります。来年の政治的な予定を考慮して布陣を整えたのです」と語っています。

党の幹部によると、実は木原氏が幹事長代理に就任すること自体が異例です。通常、代理は閣僚経験者が就く「不文律」があるのですが、木原氏は閣僚経験がないため、この慣例を破っての起用となりました。

この異例の人事は、首相自身が仕掛けたものです。最初は木原氏を幹事長代理と政調会長代理の「ダブル代理」として起用する予定でしたが、その構想が報道される前に根回し不足だったため、茂木氏や萩生田光一政調会長らが事前に知らされていなかったことから反発が起きたとされています。

この人事により、岸田首相は自らの勢力を強める一方で、茂木敏充幹事長に対する牽制を図っていると見られています。

(記事の元データは朝日新聞社のウェブサイトから取得しました)

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