ジャニーズ事務所は2日、ジャニー喜多川元社長（2019年死去）による性加害問題をめぐり、都内で記者会見を行いました。藤島ジュリー景子前社長は会見を欠席しましたが、東山紀之新社長は、ジュリー氏が引き続き同事務所の株を100％保有し、被害者の救済業務に当たる方針を説明しました。
ジュリー氏の考えと母メリー氏の怒り
会見では、関連会社ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦氏がジュリー氏の手紙を代読しました。「叔父ジャニー、母メリーが作ったものを閉じていくことが、加害者として私ができる償い。ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切なくしたいと思います」とジュリー氏は表明しました。
ジュリー氏は、ジャニー氏とは一度も2人だけで食事をしたことがないとしながら、「天才的で魅力的であり、みなが洗脳されていたのかもしれません。いい面を信じたかったのだと思います」と語りました。一方、母のメリー喜多川氏については、「優しい時もあるが、気が狂ったように怒り、叩き潰すようなことを平気でする人でした」と述べました。また、ジュリー氏自身も20代の頃に過呼吸で倒れたことがあり、「当時病名はなかったが、パニック障害だったと思う」と告白しました。
過去の経験とジャニーズ事務所での変化
ジュリー氏は、会社の改革を巡ってジャニー氏やメリー氏を怒らせてしまい、2008年から新社屋に移転する2018年まで一度も事務所に足を踏み入れなかったことも明かしました。
この会見を通じて、ジャニーズ事務所の闇が明るみに出ました。ジュリー氏の勇気ある発言は、多くの人々に勇気を与えるものとなりました。ジャニーズ事務所がこれからどのように変わっていくのか、注目が集まっています。
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