30年目の挑戦、ノーベル物理学賞候補の名城大・飯島終身教授が新素材カーボンナノチューブを発見

名古屋の名城大学終身教授の飯島澄男さんは、世界初の「カーボンナノチューブ」の発見で数十年にわたる受賞の期待を集めています。

カーボンナノチューブとは

飯島澄男終身教授(84歳)は、1991年にNECの研究所で働いていた時に直径10億分の1mの筒状の物質「カーボンナノチューブ」を発見しました。この新素材は密度がアルミの半分でもありながら、鋼の約20倍の強度を持ちます。また、電気や熱をよく通す特性を持つため、半導体や電池など、さまざまな分野での活用が期待されています。最近では量産化も進んでおり、ますます注目を浴びています。

飯島終身教授によると、カーボンナノチューブの発見は、電子顕微鏡での研究経験や試行錯誤の結果です。研究者としての経験と準備が重なり合い、偶然のチャンスに恵まれたと語っています。

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飯島終身教授の情熱と特技

飯島教授は、現在も毎日大学に出勤し、研究に励んでいます。一方で、彼の特技はフルート演奏です。学生時代から吹奏楽団に参加し、息抜きにもなっていました。2022年11月の大学祭では、学生たちと一緒にステージで演奏を披露したそうです。

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飯島教授は30年以上にわたって受賞の日を待ち続けています。しかし、彼自身は自分では受賞を決めるわけではないと述べています。長い間、この機会に恵まれることを願いながら、冷静に発表を待っている様子です。

この素晴らしい発見と情熱的な研究姿勢によって、飯島終身教授は30年以上の時間をかけた受賞への挑戦を続けています。彼の功績が世界的に認められ、ノーベル物理学賞を受賞できることを願っています。

記事ソース:日本ニュース24時間

※この記事は日本ニュース24時間のオリジナル記事をもとに作成されています。