ジャニーズ事務所の会見が行われてから、様々な意見が飛び交っています。その中で注目されているのが、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」代表の平本淳也氏のコメントです。平本氏は取材に答えながら、一定の評価をしていました。
ジャニーズ事務所が被害者救済会社を設立
ジャニーズ事務所は新たにエージェント会社を設立し、現在の事務所は被害者の補償・救済に専念することを発表しました。この発表に、平本氏は驚きを隠せませんでした。「あのジャニーズ事務所が被害者救済会社になるってビックリですよ。誰も予想していないことが起きている。すごいことになってしまった」と率直な感想を述べていました。
東山社長の対応に評価
ジャニーズ事務所の会見についても、平本氏は一定の評価をしています。「東山(紀之)社長も逃げずに答えていたと思う。補償会社にして、廃業するとまで言ってる。あんなに素直にすべてを認めて謝っているので、まずはそれでいいんじゃないかと思います」と述べています。
藤島ジュリー景子氏の選択
また、藤島ジュリー景子氏についても触れていました。「自分は残って救済して、終わったら廃業するという選択をした。『廃業に向かって』って悲しいよね。そういう責任の取り方を選んだのは、この上なきものと思います」とコメントしています。
ジュリー氏が会見を欠席したことに対して、平本氏は「(会見にジュリー氏が)出たから救済される、出なかったら救済されないというのはない。重要なのは実効性のある救済と補償。救済をされればいいんです。被害者目線と世間の目線は違うので」と指摘しています。
被害者の声を大切に
一方で、会見での具体案についてはまだ明確にされていないとの指摘もあります。しかし、平本氏は「具体案を出されても困ります。『(補償額が)いくらですよ』って決められても被害者の思いは、それぞれなんで。死んじゃいたいと言うやつもいれば、僕みたいに平静を装ってるやつもいる。相手は人間ですからね」と被害者に寄り添う姿勢を求めています。
また、ジャニーズ事務所が設置した被害者救済委員会には478人から連絡があったことも発表されました。これに対して平本氏は「それだけの申し出があったということは、大きな評価ができます。ただ、ふるいにかけることがないように配慮していただきたい。まだ怖くて声を上げられない人もいる」と述べています。
以上が、平本氏のコメントの要点です。ジャニーズ事務所の対応に対して、賛否両論があるなかで、被害者の救済を最優先に考える姿勢が求められています。