アニメ『サザエさん』には、中島くんというカツオの親友がいますが、あまり知られていないもうひとりの親友がいたことをご存知でしょうか。この記事では「カツオのもうひとりの親友」についてお話しします。
「さらば友よ」エピソードでの登場
もうひとりの親友が初登場したのは、1971年3月21日に放送されたエピソード「さらば友よ」です。この話では、カツオのもとに「ひろし」という名前の少年が訪れます。彼は父親の仕事の都合で青森に引っ越すことになり、カツオたちとの別れを涙ながらに語ります。
カツオと田中くんは東京の大学で再会する約束をしましたが、カツオが失言や傲慢な態度を繰り返し、田中くんは怒って去ってしまいます。
しかし、カツオも田中くんとの別れを惜しんでおり、上野駅で「青森にもお前みたいなやつがいればいい」と言われると、ホームで号泣するほどです。
ふたりにはその後、意外な再会が待っていますが、その前に田中くんのキャラクターについて詳しくお伝えしましょう。
田中くんのキャラクター
田中くんはカツオと同じクラスで、青い学生服と眼鏡がトレードマークの大人しい少年でした。彼は頼りない人物として評価され、中島くんや花沢さんから「勉強はできるけど運動神経は鈍い」「ひ弱」と言われていました。
田中くんは再登場したエピソード「友よふたたび」で、青森で柔道を習い、たくましく成長していました。実際に、田中くんは中学生のいじめっ子を一本背負いで投げ飛ばすシーンが描かれています。
しかし、彼もまた父親の転勤により広島へ引っ越すことになりました。ふたりは別れを惜しみながらも、力強く手を取り合いました。
以後、田中くんは再登場しませんでしたが、カツオにとって彼は間違いなく「親友」と言える存在でした。田中くんにまつわるエピソードは、アニメ『サザエさん』の中でも感動的なものとして語り継がれています。
「サザエさん」の中で、中島くんだけでなく、田中くんとの唯一無二の友情を育んだカツオ。ふたりの関係は、ファンにとっても忘れられないものとなっています。
この記事は日本ニュース24時間の提供でした。
（この記事の情報元：Yahoo!ニュース）
