ワクワクするバス旅!米国の高速バス「グレイハウンド」の驚きの実態とは?

米デラウェア州の高速道路のサービスエリアで停車中のグレイハウンドバス

歌手ビリー・ジョエルさんの曲「ニューヨークの想い」にも登場する米国の都市間高速バス「グレイハウンド」は、その特徴的なバスのデザインとともに、米国文化の一部として定着しています。しかし、実際の利用者評価を見ると、トリップアドバイザー(米国版)や口コミサイトでは低い評価が目立ちます。そこで、私は首都ワシントンからニューヨークまでの往復旅行で、グレイハウンドのサービスを確かめることにしました。

グレイハウンドの驚愕体験

グレイハウンドは、米国の都市間高速バス運行会社で、1914年に設立されました。年間利用者数は約1600万人で、米国、カナダ、メキシコを結ぶ2300カ所以上の路線網を持っています。しかし、新型コロナウイルスの流行により業績が悪化し、2021年10月にはドイツの公共交通機関運行会社であるフリックスによって買収されました。

グレイハウンドを利用する前に、私は友人から「絶対に乗るべきではない」と忠告されましたが、興味津々で乗車してみました。片道の料金はわずか20ドル(約2960円)と、アムトラックの約7分の1の価格でした。往復の費用も安く、個人的には評価が爆上がりしました。

公式サイトによると、グレイハウンドのバスは定刻発車で予定されていますが、実際には1時間以上の遅延が発生することもあります。さらに、運行情報も不十分で安全面にも問題があることがあります。

「VIP気分で返事してください」と記されたグレイハウンドの広告

バスと電車の比較

アムトラックのワシントンからニューヨークへの列車の普通席料金は、通常よりも高く設定されています。アムトラックは需要と供給に応じて料金を変動させるダイナミックプライシングを採用しており、追悼式典などのイベントが近づくと料金が上がる傾向があります。

一方、グレイハウンドの場合は安い料金で利用できますが、所要時間はアムトラックよりも長くなることがあります。しかし、私は「本当に悪いかどうかは乗ってみないと分からない」という気持ちで、グレイハウンドのチケットを購入しました。

総じて安くて楽しいバス旅

グレイハウンドのバス旅行は、個人的には楽しい驚きの連続でした。安い料金で移動できるうえに、他の乗客との交流も楽しむことができます。ただし、定刻発車よりも遅れることがあるため、余裕を持ったスケジュールを計画することが重要です。

もし、アメリカを旅行する機会があれば、ぜひグレイハウンドのバスに乗ってみる価値があります。少し冒険心を持って、安くて楽しいバス旅を楽しんでください!

(記事のソース:日本ニュース24時間