急増する「梅毒」、SNSやマッチングアプリが一因か

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こんにちは、みなさん。最近、日本全国で急増している性感染症の「梅毒」についてお伝えします。長野市保健所によると、今年の患者報告数は25人となり、2006年以降で最も多い数字となったそうです。では、なぜ「梅毒」が急増しているのでしょうか?その一因として、SNSやマッチングアプリを通じて見知らぬ人と簡単に出会えるようになったことが挙げられています。

2022年、全国で過去最多

国立感染症研究所の調査によれば、2022年の全国の梅毒患者報告数は1万2966人となり、1999年以降で過去最多となりました。2023年に入ってからも、患者数はさらに増加しており、2022年を上回るペースで増え続けています。

梅毒とは

梅毒は「梅毒トレポネーマ」という病原体によって引き起こされる感染症です。主に性行為によって感染し、性器や口の中にしこりができたり、手のひらや体中に広がることがあります。治療をしないまま放置すると、心臓や血管、脳などの臓器に病変が生じ、時には死に至ることもあると言われています。

長野県内での急増

長野県内でも「梅毒」の患者報告数が増加しています。2023年の10月8日時点での報告数は66人で、2022年の71人を上回り、過去最多となっています。長野市保健所によれば、市内でも25人の患者が報告され、これも過去最多となりました。2019年の23人を上回ったのです。

SNSなどでの出会いが一因か

梅毒患者の増加の一因として、長野市保健所はSNSやマッチングアプリを介して見知らぬ人と簡単に出会えるようになったことを挙げています。全国的に患者数が増えていることからも、県内でも検査を受ける人が増えていると考えられています。

心配なら検査を

感染リスクを減らすためには、コンドームの正しい使用が有効とされています。また、長野市保健所は、感染していても症状が出ない場合もあるため、心配な行為があった場合には、近隣の保健所や医療機関で検査を受けるよう呼びかけています。

もし気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひ検査を受けてみてくださいね。

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