2023年10月13日にポップカルチャーの世界的な祭典「ニューヨーク・コミコン2023」が開催され、世界中のドラゴンボールファンが待ちに待った情報が解禁されました。新作アニメシリーズ『ドラゴンボールDAIMA（ダイマ）』が、2024年秋から展開されることが発表されました。原作者の鳥山明氏によると「DAIMA」とは、「大魔」を意味するそうです。
懐かしい「小さくなった悟空の姿」
また、今回は鳥山明氏が基本ストーリーや設定、デザインを手がけるそうで、悟空たちがある陰謀により小さくなってしまい、体の小ささを補うために如意棒を駆使して戦うシーンもあるとのこと。公開された動画で如意棒を振り回す悟空を見て、漫画『ドラゴンボール』初期でのブルマと出会ったばかりの悟空を想起した人も多いでしょう。
『ドラゴンボール』のアニメ展開は、漫画を原作とした『ドラゴンボール』（1986年）と『ドラゴンボールZ』（1989年）があり、オリジナルストーリーを描く『ドラゴンボールGT』（1996年）と『ドラゴンボール超』（2015年）が放送されてきました。
『週刊少年ジャンプ』で連載された『ドラゴンボール』は全世界で累計発行部数2億6000万部を記録する大ヒット漫画ですが、2つのオリジナルアニメ作品については見ていない方もいるかもしれません。そこで今回は、『DAIMA』制作発表を機に、『ドラゴンボールGT』『ドラゴンボール超』の物語の始まりがどのようなものだったのか、改めて振り返ってみましょう。
悟空がちっちゃくなっちゃった!『ドラゴンボールGT』
まずは1996年から1997年にかけて放送された『ドラゴンボールGT』。『ドラゴンボールZ』終了後、翌週からスタートした続編で、孫悟空を主人公に、孫娘のパン、そしてトランクスが、宇宙をまたにかけてドラゴンボールを探す物語です。
第1話「謎のドラゴンボール出現!! 悟空が子供に!?」は、世界征服を狙うピラフ一味が、ドラゴンボールを狙い天界へ侵入するところから始まります。一味は、天界に封印されていたドラゴンボールを発見してシェンロンを呼び出すも、そこに悟空が現れてしまいます。焦ったピラフが、「あいつが、こーんな、ちびっ子のときには捕まえられたのに」「ちびっ子なら、こてんぱんにのして、ぐっしゃぐっしゃに踏んづけて、なおかつこうペナペナにして」と独り言を吐いたことで、それを願い事として受け取ったシェンロンが悟空を小さくしてしまい、ドラゴンボールは宇宙へ散らばってしまうのでした。
一味が使ったドラゴンボールは、先代の神が封印した「究極のドラゴンボール」で、一年以内に集めなければ、地球が消滅してしまいます。
そうして、小さくなった悟空とパンとトランクスが、宇宙に散らばった究極のドラゴンボールを集めるというのが『GT』の冒険の幕開けでした。
今回発表された完全新作のティザームービーを見ると、『ドラゴンボールDAIMA』は『ドラゴンボールGT』のセルフオマージュを感じさせる内容となっています。ファンの中には『ドラゴンボールGT』の始まりに似ていると感じ、テンションが上がった方も多いのではないでしょうか。
記事の参照元リンク: https://news.yahoo.co.jp/articles/52c866c0a250123385b7885290d1ba2b729e13fe
