尖閣でカナダ軍機と異常接近 中国「主権侵害」非難

中国が中国外務省の毛寧副報道局長を通じて、沖縄県石垣市・尖閣諸島周辺での領有権を主張し、中国の戦闘機とカナダ軍機が異常接近したことに関して、両国の間で議論が巻き起こっています。

カナダのブレア国防相は、中国機が異常接近し進行を妨害したとして、中国を批判しました。一方、中国外務省の毛寧副報道局長は、カナダ軍機が「中国領空」に侵入し「主権を侵害した」と主張しました。

ロイター通信によると、カナダ側は中国沿岸の「国際水域」上空で、中国の戦闘機がカナダ軍の偵察機から5メートルの距離まで接近したと説明しています。ブレア国防相は「危険で無謀な行為であり、断じて容認できない」と厳しく批判しました。カナダ軍機は、北朝鮮制裁を履行するための国連の活動に参加していたそうです。

一方、毛副報道局長は、カナダ側に厳正な抗議を行った上で、「(カナダ軍機は)中国の面前で挑発するために、遠路はるばるやって来たというのが真相だ。カナダ側は虚偽情報の拡散をやめるべきだ」と述べました。

このニュースは尖閣諸島周辺での緊迫した状況を反映しており、国際社会においても注目されています。中国とカナダの間で緊張が高まっている現状を鑑みると、今後の動向が注目されます。

尖閣諸島

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