韓国の大学寮にトコジラミ!英国人学生が使った部屋に大量の寄生虫

私立大学の寮でトコジラミ(南京虫)の大量発生が問題となっています。大学側は責任を回避し続けましたが、最近になってようやく防疫対策に取り組み始めました。

先月中旬、大邱(テグ)の啓明大学の新築寮「生活館」に入居していた学生がトコジラミの被害に苦しんでいると訴えました。この学生は、かゆみ、じんましん、高熱の症状が現れ、大学病院に行ったところ、炎症数値が400を超えるという事態にまで発展しました。学生は自身のマットレスの下に大きなトコジラミがいたことを主張し、さらに、清掃関係者が飲み物をこぼしてトコジラミとカビが生えたと報告していました。学生はマットレスのカバーの上にいると推定されるトコジラミの写真も提出しました。

同じ日には別の学生が、トコジラミに刺されたとみられる写真を掲示板に投稿していました。この学生は、蚊に刺されたような症状があり、皮膚科を受診しましたが、医師もその原因を正確に特定できなかったとコメントしていました。

学生らはこの問題について大学の寮の行政室に防疫対策の要請をしましたが、「担当ではない」という返答があり、大きな波紋を広げました。

遅ればせながら、大学側が事実関係を確認する動きを見せ始めました。18日には寮内で全数調査が行われ、ベッドカバーが全て交換されました。その日の午前中には緊急幹部対策会議が開かれ、寮だけでなく大学全体の講義室などを消毒することが決定されました。

トコジラミが発見された生活館のベッドは17日に処分され、被害を受けた学生は別の部屋に移されました。なお、この部屋は以前、英国国籍の学生が利用していた部屋であることがわかりました。

記事の出典元: 日本ニュース24時間