画像：tenki.jp
あす22日の朝は、全国的に冷え込みが厳しくなります。最低気温は11月上旬並みの所が多く予想されています。内陸地域では霜が降りるほどの冷え込みも予想されます。ですから、今夜は暖かくしてお過ごしください。
あす22日の朝は11月上旬並みの冷え込みに
画像：tenki.jp
きょう21日、日本付近は西高東低の気圧配置となっており、寒気が流れ込んでいます。寒気の流れ込みのピークは今夜(21日)と予想されます。
上空1500メートル付近では、平地で雪の降る寒気マイナス6℃以下が北海道付近に、山岳地帯では雪の降る寒気0℃以下が北陸付近まで流れ込む予想です。
あす22日にかけて、北海道では西風が強く吹き、断続的に雪が降る所がある見込みです。平地でも積雪状態になる所があるでしょう。一方、東北地方や北陸地方の雨は次第に止んで、天気は回復に向かうでしょう。関東地方から九州地方は晴れる所が多く、今夜は風も比較的穏やかでしょう。そのため、地面からの熱が奪われる放射冷却現象が強まります。
あす22日の朝の最低気温は、北海道は5℃以下、東北地方は10℃を下回る予想です。北陸地方や関東地方から九州地方は11℃前後で、内陸地域では10℃未満の所があるでしょう。沖縄地方は20℃くらいの予想です。関東地方では、今朝(21日)よりも約7℃低くなる見込みで、11月上旬並みの冷え込みが予想されます。
内陸地域では、霜が降りるほどの冷え込みも予想されます。暖房が必要な気温は10℃未満と言われています。
放射冷却現象とは
画像：tenki.jp
この時期、夜から朝にかけて穏やかに晴れると「放射冷却現象」が強まり、気温が急激に下がります。
「放射冷却現象」は、物が外へ熱を出して冷える現象です。
例えば、寒い夜に布団をしっかりかけて寝ると、朝まで体が暖かいはずなのに、布団をかけずに寝てしまい体が冷えてしまった経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
この状況は、夜から朝にかけて曇りの天気の時と同じで、雲が布団と同じ役割を果たし、地面近くの熱を空へ逃がしにくくするため、冷え込みが弱くなります。一方、風が弱く晴れていると、雲がなくなるため、地面近くの熱はどんどん空へ逃げてしまい、冷え込みが強くなるのです。
今回の予報では、放射冷却現象が強まるため、夜から朝にかけて冷え込みが強まると予想されます。しっかりと暖かくしてお過ごしください。
記事の出典元：日本ニュース24時間
