ロシア軍の損失が増え、東部で激しい戦闘が繰り広げられる中、ウクライナ軍が渡河を果たす

ウクライナ東部での軍事行動

ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州で総攻撃を開始している最中、ロシアの損失が増えていることが明らかになりました。

冬季が近づく中、ウクライナ側は攻勢をかけ、22日にはドネツク州のアウディイウカなどで激しい戦闘が繰り広げられました。ウクライナ軍は徹底抗戦を続け、ロシア側の兵力減少が報告されています。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、「アウディイウカとマリンカ方面では特に激しい戦闘が続いています。ロシアの攻撃は激しいものの、我々の陣地は守られています」と兵士たちを励ましました。

アウディイウカはウクライナにとって「抵抗の象徴」となっており、ロシアの侵攻に対するウクライナの反撃が集中しています。

ウクライナ側の情報によれば、過去1週間でアウディイウカ周辺で約5000~6000人のロシア兵が戦死したと推計されています。また、米国のシンクタンクである戦争研究所は、ロシアが前線に部隊を投入し続けていると指摘しました。これについて、ウクライナのポドリャク大統領府の顧問は、ロシアが自軍の損失を気にせずに戦闘を続ける意図があると分析しています。

一方、ウクライナ南部のヘルソン州では、ウクライナ軍がドニエプル川を渡り、ロシアが占領している東岸に足場を築いたと報じられています。これは、南部のクリミア半島とロシア本土を結ぶ「陸の回廊」の分断に向けた重要な一歩です。

ただし、タス通信によると、ロシア軍は22日の戦闘でウクライナ軍のボート部隊を撃退したと主張しています。川を舞台にした攻防戦が展開されており、ウクライナが占領地へ進攻するための橋頭堡を東岸に築けるかどうかは未定確です。

ウクライナ東部での戦闘が激化していますが、ウクライナ軍の渡河によって戦局は変化してきています。今後の展開に注目です。

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