李克強前首相死去伝えるNHKニュース遮断、中国で「信号異常」に…当局が検閲か

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「李克強前首相が亡くなったことを伝えるNHK海外放送のニュース番組が、中国で途中で遮断された」と、中国のメディアで報道されています。

信号異常による遮断

中国のNHK海外放送のニュース番組は、李克強前首相の訃報を伝える際に遮断されたとされています。「信号異常」という表示がテレビ画面に現れたのです。この遮断は、習近平国家主席の権力が強まる一方、李克強氏の存在感が低下していたと報じられた部分で行われたものと言われています。中国国内では、李氏と習氏の間に確執があったとの見方が広まり、李氏への哀悼が政権批判に転じることを懸念しているようです。

李克強の評価と哀悼

中国のSNS上では、総理への哀悼のメッセージが多く見られます。「総理、安らかに」といった投稿が数多く寄せられています。李克強氏は、親族による蓄財疑惑が報じられたことはありませんでした。北京市内の車修理会社で働く男性は、「習氏への忠誠心が目立つ現在の政権高官よりも、李克強氏の能力には高い印象があった。若いのに本当に残念だ」と語っています。

元指導者の死去を伝える方法

中国では、元指導者の死去を伝える際、ネットメディアは通常、黒色が目立つデザインに変更します。ただし、今回のニュース番組では通常のデザインが使われたままでした。急死だったため、公式の「訃告」に加えて宣伝当局からの指示も間に合わなかった可能性があります。

以上が、李克強前首相の訃報を伝えるNHKニュース番組が途中で遮断されたというニュースの概要です。詳細は、こちらからご覧ください。

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