麻生太郎金融担当相は8日の閣議後記者会見で、日本郵政がかんぽ生命保険の株式を売却した4月より前にかんぽの不正販売を把握していた可能性が指摘されていることに対し、日本郵政側の情報開示姿勢に問題があるとの認識を示した。
麻生氏は、経営陣が経営に対して重要な影響を与えると認識しているのであれば、必要なリスクを開示書類に記載する必要があると指摘し「経営陣の対応はいかがなものかといわれてもしようがない」と述べた。
かんぽ生命の不正販売については、顧客の利益を損なうことのないよう「厳正に対処する必要がある」との考えを重ねて示した。