巨大なクレーターが…ガザの難民キャンプ、空爆前後の衛星画像公開

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イスラエル軍が行った空爆により、パレスチナ自治区ガザ地区のジャバリア難民キャンプに、巨大なクレーターができました。この衝撃的な事実を示す衛星画像が、米宇宙開発企業マクサー・テクノロジーズによって公開されました。

空爆前後の変化が明らかに

2023年10月31日、ジャバリア難民キャンプで撮影された衛星画像は、空爆が行われる前と後の現場の様子を比較することができます。その結果、複数の建物が完全に倒壊し、巨大なクレーターができていることが確認されました。これにより、大規模な攻撃が行われたことが明らかになりました。

ガザ最大の難民キャンプ

ジャバリアはガザ最大の難民キャンプであり、1.4平方キロに約11万6000人が暮らしている人口密集地です。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の学校や診療所などもあり、戦闘が始まって以降も多くの住民がここに留まっていました。

イスラエル軍は、ジャバリアにはガザを支配するイスラム組織ハマスの地下トンネルやハマスの幹部が潜伏していたと説明しています。そのため、イスラエル軍は連続して空爆などの軍事作戦を実行しました。ガザの保健当局によると、2日間の攻撃で195人以上が死亡し、120人が行方不明になりました。特に女性や子供が多く犠牲になったとされています。

カイロ金子淳による報告です。

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