<独自>「サイゼリヤ」料理にカエル混入3件 自社工場製造サラダ、検品すり抜けか

サイゼリヤの看板

イタリア料理のファミリーレストランを全国で展開する「サイゼリヤ」(埼玉)の店舗で、料理の中にカエルが混入するという問題が明るみに出ました。同社は自社工場で製造したサラダにカエルが混入した可能性が高いと考え、保健所の調査を受けて検品を強化しています。

お客さんの証言

産経新聞の取材に応じた一人の女性客によると、彼女は10月21日に東京都杉並区の「サイゼリヤ阿佐ヶ谷駅南口パール商店街店」を家族と訪れました。彼女たちは「小エビのサラダ」と「モッツァレラのサラダ」を注文し、食べている最中に皿の中から体長3センチほどで右後ろ脚が欠損したカエルが飛び出してきて、テーブルの上で動き回ったと証言しています。

サイゼリヤの対応

サイゼリヤは取材に対し、カエル混入は同時期に他の店舗を含めて3件確認されたと説明しています。カエルが混入した可能性が高いのは全国約740店舗向けに神奈川工場で製造されたカット野菜のレタスだそうです。同社は10月25日から「(レタスの)葉は1枚ずつ剥がして裏表を確実に目視点検してから工程に流すよう変更した」と明らかにしています。

また、すでに保健所の調査を受けた上で、「原料や製造工程中の検品を強化して再発防止に努める」と述べています。

過去の事例

飲食チェーンが提供した食品の中にカエルが混入する事例は、過去にも起きています。

今年の5月には、うどんチェーン「丸亀製麺」(東京都渋谷区)が長崎県諫早市の諫早店で持ち帰り用に販売した「丸亀シェイクうどん」の容器にカエルが混入していたことが発覚しました。同社はシェイクうどんに使う野菜を加工する工場で混入したと判断し、全国の店舗で一時的にシェイクうどんの販売を休止しました。

また、平成30年5月には、ファミレスチェーン「ガスト」の熊本市中央区の南熊本店で、宅配した弁当のサラダにカエルの死骸が混入していたことがありました。

サイゼリヤの一客は「サラダを食べた直後から胃腸の不調が続き、病院を受診したことをサイゼリヤ側に伝えたが、製造ラインをストップさせなかった。食の安全を軽視している」と憤りを感じています。

この記事のソースリンク:日本ニュース24時間

カエムシ混入の写真

以上が報じられた「サイゼリヤ」料理にカエルが混入した問題に関する最新情報です。飲食店舗での食材の品質管理は非常に重要であり、今後も安全に配慮した食事を提供してほしいものです。