ロシア、黒海の民間船にミサイル攻撃 ウクライナ発表

ロシア軍がウクライナの黒海に面したオデーサ港に向けてミサイル攻撃を行ったと、ウクライナの当局者が発表しました。この攻撃により、民間船に乗っていた水先人1人が亡くなり、4人が負傷したとのことです。

ロシアの攻撃による被害

ウクライナ軍南部作戦管区によると、ロシア軍の戦術航空機が8日午後に貨物船に向けて対レーダーミサイルを発射しました。ロシア軍の声明によれば、ミサイルはリベリア船籍の民間船の上部に命中しました。水先人(43)が死亡し、フィリピン人の乗組員3人と港湾職員1人が負傷しました。

ロシアの攻撃の背景

ロシアは、国連が仲介した黒海経由のウクライナ産穀物輸出の合意から離脱して以降、ウクライナの港湾を繰り返し攻撃しています。この合意では穀物を運搬する船舶の安全な航行を保証していました。ロシアの合意離脱後、ウクライナはロシアの黒海封鎖を回避しようと独自の人道回廊を設置しました。

ウクライナの対応

ウクライナのクブラコフ・インフラ相によると、攻撃を受けた貨物船は中国に鉄鉱石を運ぶ予定だったとされています。クブラコフ氏はフェイスブックで「ロシアが穀物合意から離脱して以降、オデーサ州の港湾への攻撃はこれが21回目だ。この間、テロ国家のロシアは160以上のインフラ施設と輸送車両122台を損傷させた」と述べ、ウクライナは防空を強化し、ロシアのテロ攻撃から南部を守るために全力で取り組んでいることを明らかにしました。

このニュースの詳細は日本ニュース24時間でご確認いただけます。

Source link: https://news.yahoo.co.jp/articles/19c43ac11edb6d46a048f4800980d285ea4e2a4a