藤井聡太竜王（名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖＝21）が4連勝し、三連覇を達成するかどうかが注目されています。タイトル戦初参戦の伊藤匠七段（21）も、一時の盤面に反撃することができるでしょうか。将棋の第36期竜王戦7番勝負第4局（北海道小樽市の「料亭湯宿 銀鱗荘」）は、11日午前9時に再開されました。初日は伊藤が82手目で封じられるまでの局面で終了していました。
おやつの時間、藤井聡太竜王の選択は…
午前10時のおやつとして、藤井聡太竜王は「塩バター大福」「ほうじ茶」「アイスコーヒー」を選びました。一方、伊藤匠七段は初日の午前にリクエストされた「完熟カボチャのごちそうプリン」「アイスティー」でおやつタイムを過ごしました。
塩バター大福は「お菓子のふじい（倶知安町）」の人気商品です。北海道産のもち米で作られたお餅には、北海道産の小豆のこしあんとバターがミックスされています。10日に行われた「おやつ試食会」では、立会人の渡辺明九段（39）が「2日目の午前のおやつは和菓子」と予想していましたが、的中しました。
局面は終盤での攻防戦に突入しています。双方が時間をかけて指し手を読んでいます。
残り時間と決着予想
各8時間の持ち時間のうち、初日の消費時間は藤井竜王が4時間34分、伊藤七段が2時間40分でした。2日目は藤井竜王が残り3時間26分、伊藤七段が同5時間20分を持っての戦いです。午後0時30分には1時間の昼食休憩があります。午後3時には最後のおやつが用意されます。決着は11日の夜になる見込みです。
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