イスラエル国防軍(IDF)は13日(現地時間)、パレスチナ・ガザ地区ガザシティにあるランティシ病院の地下でハマスの指揮統制所を発見したと明らかにしました。ハガリ少将はハガリ少将が公開した写真で、自殺チョッキ、手榴弾、AK-47小銃、爆発物、携帯用ロケット砲(RPG)など、さまざまな武器が見つかったことを伝えています。
ハマス指揮所と人質の痕跡
ハガリ少将は、「病院の地下室でハマス指揮統制所と自殺チョッキ、手榴弾、AK-47小銃、爆発物、携帯用ロケット砲(RPG)などを発見した。また、ハマスがここで人質を抑留していた痕跡も見つけた」と内部の様子を説明しました。
そのうえで「ハマスのテロリストが10月7日の奇襲攻撃後、この病院に戻っていた証拠も発見した」とし「今日、我々はハマスが病院に隠れているという事実を世の中に公開する」と伝えているとのことです。また、イスラエル国防軍はハガリ少将がランティシ病院地下のハマス指揮所を直接訪問した動画を配布しました。
病院地下の指揮所の詳細
動画ではハガリ少将が、ハマス指揮官の自宅前を紹介し、「この家の近くには学校があり、180メートル先にはランティシ病院がある」と語っています。
また、「指揮官の家の近くでランティシ病院地下のハマス指揮所とつながるトンネルの入口を発見した」と述べ、トンネルの入口から病院の地下に降りることができ、戦闘装備や人質抑留の痕跡が見つかったことを伝えています。
実際にハガリ少将が降りて行った病院の地下には、トイレや換気施設、台所施設などが備わった指揮所がありました。ここには戦闘装備のほか、赤ちゃんの哺乳瓶やおむつ、服類、椅子、人質抑留時に使用されたとみられるロープなどもありました。
空襲に対するイスラエル国防軍の正当化努力
イスラエル国防軍は、ガザ地区内の病院への空襲を正当化しようとする狙いがあると見られています。これに対し、国際社会からは一部の患者が死亡し、病院の運営が困難な状況に陥っていることを受けて、空襲を中断するよう求める声が高まっています。
バイデン米国大統領も、「ガザ地区の病院に関連してイスラエルに懸念を伝えたか」との質問に対し、「病院に関連して、妨害的な行動を控えることを希望している。我々はイスラエルと疎通を維持している」と回答しました。
ガザ地区における空襲の状況は続報が待たれます。
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