「明らかに異常」「情けない」 副大臣辞任の神田氏、地元からも批判

自民党衆院議員である財務副大臣の神田憲次氏(60歳、愛知5区)が、過去の税金滞納と差し押さえ問題により副大臣を辞任しました。神田氏の辞任に対し、愛知県内から厳しい声が相次いでいます。

地元の声

愛知県知事である大村秀章氏は、財務副大臣としての職務について触れ、神田氏が税金を4回も滞納したことは明らかに異常であり、意図的だったと捉えられることも仕方がないと述べました。大村知事は神田氏と面会する予定でしたが、中止になったことを明かし、理由は聞いていないと語りました。

名古屋市の河村たかし市長も神田氏の辞任について言及し、「しがみつきたかったんだろうけど、辞めないといけないに決まっている」と述べました。さらに河村市長は、神田氏が税金を4回も滞納していたことについて、商売での失敗ならば説明がつくが、定期的に滞納していることは説明が必要であり、本当のことを言うべきだと指摘しました。

自民党愛知県連会長の丹羽秀樹衆院議員も神田氏の辞任についてコメントし、「誠に遺憾。本人がしっかり説明責任を果たすべきだ」と話しています。

また、ある自民県議も「財務副大臣が税金滞納とは、情けない限りだ。『身体検査』が機能していないのではないか」と述べました。

神田氏の発言

神田氏は文春オンラインの報道を受け、参院財政金融委員会で自身が代表取締役を務める会社が過去に4度も固定資産税の滞納と差し押さえを受けていたことを明らかにしました。

(Source: 朝日新聞社)

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