きょうの夜、宇宙ステーションを見つけよう!「道具袋」も一緒に!

画像:tenki.jp

きょうの夜、沖縄や九州から東海地方を中心に、国際宇宙ステーション(ISS)を観察するチャンスがやってきます。さらに、宇宙飛行士が手にした「道具袋」が、ISSの前方で明るく輝いている様子も見られるようです。観察のポイントや天気についてまとめました。

宇宙ステーションの観察地域と時刻

国際宇宙ステーション(ISS)は、地球から約400kmの上空にある実験施設で、日本の実験棟を「きぼう」と呼んでいます。ISSは、サッカー場くらいの大きさで、地球の周りを約90分の速さで周回しています。条件が整えば、肉眼でも見ることができます。

下の図は、15日に「きぼう」が見え始めて最も高い位置になる時刻と方角を示しています。18時23分頃から観察できます。見え始めから終わりまでの時間は約3分ほどです。

「きぼう」は、飛行機よりも速いスピードで、明るい星のような光として見えます。望遠鏡を使うと視野が限られるため、肉眼で探すことをおすすめします。また、スマートフォンなどで動画を撮影することもオススメです。光がスーッと動いていく様子を捉えることもできます。

また、船外活動で使用されていた「道具袋」が飛行士の手を離れ、宇宙空間を漂流しています。現在、「道具袋」はISSの前方で明るく輝いており、肉眼で見ると約6等級ほどの明るさになっています。双眼鏡があれば、さらに見やすくなるでしょう。ISSの進行方向のすぐ上空に見つけることができます。

今夜の天気は?

北海道は雲が広がる可能性がありますが、日本海側や太平洋側では晴れる所もあるでしょう。東北地方では、太平洋側を中心に晴れる予想です。北陸地方や関東地方は雲が多いですが、一部に雲の切れ間が見られるかもしれません。東海地方から九州地方や沖縄地方はおおむね晴れているため、宇宙ステーションを観察するチャンスがあります。

ただし、夜は冷え込むため、寒さ対策をしっかりとしてから観察しましょう。

本日の情報は、日本気象協会の吉田友海が提供しました。

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