イスラエル軍は、パレスチナ自治区ガザで最大の医療機関であるシファ病院の敷地から「作戦用の地下トンネル」を発見したと発表しました。このトンネルは、イスラム組織ハマスが10月7日の奇襲のために準備していた大量の武器や弾薬を輸送するために使用されていたとのことです。
イスラエル軍は、15日にシファ病院に突入し、地下にハマスの司令部があると主張していました。しかし、この主張には疑問の声も上がっていました。そこで、イスラエル軍は急襲翌日にトンネルの動画を公表し、作戦を正当化し疑念を払拭したい考えのようです。
また、同病院の近くの建物で、イスラエル南部のキブツから拉致されたイスラエル人女性の遺体も見つかりました。死因や死亡時期は不明ですが、イスラエル軍報道官は「テロリストに殺された」と非難しています。建物内には自動小銃なども残されていたとのことです。
一方、ハレビ軍参謀総長は「ガザ北部の軍事システムの破壊に近づいている」と戦果を誇示しました。また、ガラント国防相も「過去24時間でガザ市西部を掌握した。次の段階が始まった」と述べ、ハマス壊滅に向けた攻撃を拡大する意向を示しました。
一方、ハマスの最高指導者ハニヤ氏はSNSで演説を公開し、「敵の計画は失敗する」と徹底抗戦の姿勢を改めて示しました。
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