ハロウィンの季節になると、子供たちは仮装を楽しみ、お菓子をもらうことを心待ちにしています。しかし、最近では「大麻グミ」という危険なお菓子が流通しているとのことです。これにより、14歳の少年が体調不良となり、救急病院に搬送されたという事件が発生しました。
“大麻グミ”とは?
「大麻グミ」とは、大麻の有害物質「THC」に似せた成分が含まれたお菓子のことです。最近、これを食べた人々が次々と体調不良となり、病院に運ばれるケースが相次いで報告されています。
大麻グミによる体調不良
11月3日、東京の押上駅で体調不良を訴えた男女4人が病院に搬送されました。彼らは調査で「電車に乗る前に大麻グミを食べた」と話しています。
さらに、翌日には東京の武蔵野公園で開催されたイベントでも、5人が大麻グミを食べたことによる体調不良を訴え、病院に搬送されました。
大麻グミの規制について
これらの事件で注目されたのは、大麻グミのパッケージに書かれていた「HHCH」という文字です。実際に大阪市の会社が製造したものであり、大麻の有害成分「THC」に似せて作られた合成化合物です。そのため、このグミは「大麻グミ」とも呼ばれています。
「THC」は幻覚症状を引き起こす違法な成分ですが、「HHCH」は現在の法律では規制されていません。しかし、その摂取によって吐き気や眠気、不安や妄想を引き起こし、パニック状態に陥る恐れがあります。
大麻グミの危険性と注意点
大麻成分を含んだお菓子は、一般的には喫煙されるものですが、食品として摂取すると喫煙と比べて効果の効き始めが遅く、作用の時間が長くなるため、過剰摂取によるリスクも高まります。
カナダでは大麻が合法化されており、大麻成分を含んだお菓子も販売されています。しかし、知識のない人や心の準備のできていない人がそれを摂取することによって、救急搬送されるケースが増えています。
ハロウィンのお菓子にも「THC入りのグミが混ざっていた」と話す人々もいるほどです。特に子供たちが食べる場合には、注意が必要です。
皆さんもお菓子を選ぶ際には、安全性に気を付け、子供たちにもきちんと説明するようにしましょう。
本記事の出典元: 日本ニュース24時間