韓国・幼稚園で“あってはならない”事件…教師がドアを強く閉めたら、4歳児の指を切断

教師が膝を曲げてぎゅっと閉じたドアに子どもの指が挟まった(MBCキャプチャー)

韓国京畿道水原市の幼稚園で、教師がドアを閉めた際に4歳児の指が切断される事故が発生しました。 保護者たちは、監視カメラ映像が削除されたことから、幼稚園が事故を隠蔽しようとしたのではないかと疑念を抱いています。

事故の詳細

先月、水原市の私立幼稚園で、4歳のパク君の指がドアの隙間に挟まれました。映像にはパク君が廊下から走ってくる様子が捉えられ、ドアの前にいた教師が他の子どもたちを連れて教室に入り、直ちにドアを閉める様子が映っています。教師はドアノブを両手でつかみ、片足を曲げて力を入れてドアを閉めました。その過程でパク君の小指がドアの隙間に挟まれたのです。

パク君は泣きながら園長室に駆けつけましたが、教師はそのまま立ち去り、ドアが開いている教室に残っていました。パク君は事故から8時間後に病院で靭帯接合手術を受けましたが、指のほとんどが切断され、完全に回復しない可能性があると医師は診断しています。

疑惑の提起

パク君の母親は「なぜ教師がそこまでドアを押したのか理解できない」と怒りを露わにしました。一方、幼稚園が事故を隠蔽しようとしたとする疑惑も浮上しています。事故前からパク君の親は、園長にカメラ映像の保管を要請していましたが、幼稚園に行くと、事故当日を含む数カ月分の映像が削除されていたのです。代わりに受け取れたのは園長が携帯電話で撮ったカメラ画面のみでした。

警察は園長と教師を児童虐待と業務上過失致傷の疑いで立件し、近いうちに2人を調査します。また、削除された幼稚園の映像の復旧にも取り組む予定です。

(原文のソースリンク: https://news.yahoo.co.jp/articles/9826062abe2f98c4c84bbd82c537e41fd041164b