英国、最低時給が2133円に引き上げ 来年4月から9.8%アップ予定

イギリスの給与

イギリスでは、最低賃金が来年4月から9.8%引き上げられ、時給11.44ポンド(約2133円)になることが発表されました。物価の高騰に対応するため、最低賃金の引き上げが行われることとなりました。

物価の上昇に伴い、最低賃金の引き上げ

イギリスのハント財務相は、21歳以上の最低賃金が現在の時給10.42ポンド(約1942円)から、来年4月から時給11.44ポンド(約2133円)に引き上げられることを明らかにしました。イギリスでは今年4月にも最低賃金が9.7%上昇しており、物価の高騰による経済への影響を緩和するため、最低賃金の引き上げが行われました。

消費者物価指数の上昇が続く中での引き上げ

先月の消費者物価指数は前年同月比で4.6%上昇し、物価上昇の勢いが大きく縮小しています。しかし、イギリスの中央銀行であるイングランド銀行が掲げる2%のインフレ目標を上回っており、物価の上昇が続いていることが示されました。特に食料品の価格上昇率は10%を超えており、国民の生活危機が続いていると地元メディアは指摘しています。

イングランド銀行

この最低賃金の引き上げによって、イギリスの労働者の給与が増加し、生活の安定を図ることが期待されます。経済の健全な発展のためにも、最低賃金の引き上げは重要な政策となります。

日本でも最低賃金の引上げが議論されていますが、イギリスのような取り組みを参考にすることで、社会の格差是正や経済の安定に寄与することができるかもしれません。

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