吉村洋文大阪府知事、御堂筋パレードのボランティア職員のジャンパーを「メルカリに出品してもいい」と発言

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大阪府の吉村洋文知事は2月24日、前日に行われた阪神&オリックスの優勝記念の御堂筋パレードで、府・市のボランティア職員が着用したジャンパーやその他のアイテムがネットフリマなどで売却されている件について「参加者個人の所有物で自由。メルカリに出品してもいい」と発言しました。

パレードに参加したボランティア職員のジャンパー

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御堂筋パレードでは、約2,500人の志願のボランティアが警備や案内役を務めました。彼らは非売品のスタッフジャンパーと帽子を支給され、リーグ優勝を祝うためのパレードに参加しました。

メルカリでの売買と賛否の意見

メルカリでは、これらのジャンパーや帽子が高値で売買されるケースもありました。SNSなどでは、「問題ない」「転売を助長するのでは」といった意見に賛否が分かれています。吉村知事も「いろいろな意見がある」としながらも、「記念として持っていてもいいし、メルカリに出品してもいいと思う。親しい友人へのプレゼントでも構わない」と述べ、個人の自由を強調しました。「ボランティアとして自由な参加を促している」とも述べました。

ボランティア支給品に関する姿勢と今後のパレード

阪神とオリックスはチーム力の強さから、来年以降も日本一を争い、パレードの毎年実施も可能性が高いとされています。これに伴い、ボランティア支給品に関して一定の姿勢が示されました。

一方、兵庫・神戸のパレードには公務員も参加していましたが、大阪では支給品以外は無償であったため、「ただ働き」との批判の声も多く上がりました。吉村知事は「特定企業のパレードなので、公金は投入できない」と前置きしつつも、「経済効果は大きいので、個人的には公費をパレードに投入してもいいんじゃないかと思う。ただし、弁護士や法律家の意見では『違法な支出』という意見もあるため、私としてはそう思っています」と話していました。

【参考】