山口県内各地でクマの目撃情報が相次いでいることを受け、山口県警は今年目撃された地点などを地図上に示した「YPくまっぷ」を公開しています。パソコンやスマートフォンから見ることができます。クマが出没した場所を目で見て把握することで、県民に一層の注意を促す狙いです。
クマの目撃情報を地図で確認できる
マップは、情報が寄せられた地点を赤い印で表示し、クリックすると目撃日時と場所、頭数、体長を確認することができます。柿の食害やふんなどの痕跡が見つかった場所も記録されています。YPは「山口」「ポリス」の頭文字から取られています。
県のオープンデータを公開する「県オープンデータカタログサイト」で公開されており、県警ホームページからも確認できます。現在は今月12日までの情報を網羅しており、月末に更新される予定ですが、寄せられる情報が多い場合は頻度を上げるとのことです。
クマの目撃情報が急増
県内では、現時点で人身被害は確認されていませんが、目撃や痕跡の情報は211件となり、既に昨年1年間(32件)の6倍以上に上っています。管内別では、岩国署が最も多くの65件を記録しており、周南署が34件、山口署が26件となっています。
全国的にも、今年度はクマによる死傷者数が過去最多となっています。地域企画課の山根徹也次長は、「被害に遭わないために、くまっぷを活用してほしい」と話しています。
クマ出没情報が地図上で確認できる「YPくまっぷ」を活用し、自身の安全確保に努めましょう。
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