余命宣告受けた55歳、がんが体の外に飛び出すほど悪化 それでも自分らしく…福岡でホークス応援

テレビ大阪が放送するドキュメンタリー番組『命のキャッチボール ~終末期に寄り添う~』が話題です。この番組は、目立たずとも私たちの生活に大きな貢献をしている人々や社会的に弱い立場の人々に焦点を当てたものです。今回は、大腸がんで余命宣告を受けながらも自分らしく生きた55歳の清家政弘さんの物語に密着しています。

清家政弘さんの闘病生活

清家さんは、がんの再発と腸閉塞を繰り返し、余命宣告を受けるという困難な状況に直面しました。がんが体の外に飛び出すほど悪化し、入院が必要な状態になりましたが、彼は在宅医療を選びました。彼を支えたのは、水野クリニックの看護師である細田夕子さんです。彼女は「特定行為」という資格を持ち、医師の指示があれば医療的な処置を行うことができます。彼女は自身を「歩くナースステーション」と称し、清家さんの家を毎日訪問し、彼を支えました。

人生の楽しみ、スポーツ観戦

清家さんにとって、スポーツ観戦は生きがいでした。彼にはもう一度、福岡ドームで福岡ソフトバンクホークスの試合を観るという願いがありました。その願いを叶えるため、細田さんが彼と共に福岡ドームへと足を運びました。

意見の対立

しかし、清家さんの病状は徐々に悪化していきます。医師は「医療用麻薬で苦痛を取り除きたい」と主張しましたが、細田さんは「苦痛があっても意識がはっきりした状態でやりたいことをさせてあげたい」と異なる意見を持ちました。意見の対立が生じる場面もありました。

終末期に寄り添う思い

それでも清家さんは最期まで自分のやりたいことを貫きました。最後にはホークスの甲斐野央投手に会うために京セラドームへと足を運びました。この番組では、医療の枠を超えて終末期に寄り添う看護師たちの思いを伝えています。

この感動的なドキュメンタリー番組『命のキャッチボール ~終末期に寄り添う~』は、テレビ大阪で放送されます。ぜひご覧ください。

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情報元リンク: 日本ニュース24時間