警察官の不当な尋問についての目撃者の証言【母子不当聴取訴訟】

公園の砂場

警視庁の警察官による違法な対応が問題視されています。南アジア出身の40代女性が東京都に損害賠償を求めた訴訟で、原告女性の本人尋問と、公園で女性の通訳をした目撃者の男性、公園に駆けつけた警察官の証人尋問が行われました。

警察官の発言に対する目撃者の証言

公園を通りかかった男性は、警察官が女性の娘さんに対して差別的な発言をしていたことを証言しました。「『どうせお前が蹴ったんだろう』『本当に日本語しゃべれないのか』などと言っていました」と述べました。さらに、この男性は警察官たちが公園で差別的な発言をする男性を止めなかったことも主張しています。

一方、警察官は証人尋問で、乱暴な発言はしないように注意したと主張しました。しかし、男性が差別的な発言をしていたことについては「思いませんでした」と答えました。

原告側によると、警察官たちの行動は人種差別を支持・助長するものであり、レイシャル・プロファイリングに当たると指摘されています。原告女性と娘は、警察官から公園で長時間の聴取を受け、帰宅の要望やトイレの利用、食事が認められなかったと主張しています。さらに、娘が聴取中に大泣きし、精神的に不安定になったとも訴えています。

また、警察官が同意なく個人情報を提供し、写真撮影されたとも主張しています。

以上の一連の行為について、原告側は警察官らによる職務上の注意義務の違反として、損害賠償を求めています。

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