2020年東京五輪の競技会場として東京都が新設した大井ホッケー競技場(品川区、大田区)の完成披露式典が17日、開かれた。整備費は約48億円。7月に完成し、すでに一部で供用が始まっている。
都によると、大井ふ頭中央海浜公園内にメインのグラウンドを新たに整備し、既存の球技場をサブグラウンドとして改修。いずれも人工芝を使っており、大会期間中の座席は計約1万5千席となる見込み。
大会後は国内外のホッケーの大会を誘致するほか、サッカーやラクロス、アメリカンフットボールといったさまざまなスポーツの大会や練習で活用する。公園内にはバーベキュー場や釣り体験コーナーがあり、連携してにぎわいを創出していく考えだが、年間収支は約9千万円の赤字となる見通し。