「注文と違う」従業員の顔に皿を投げつけた米国人女性に与えられた罰は

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米国の有名フランチャイズの飲食店で料理が入った皿を従業員の顔に投げつけた女性が60日間、ファーストフード店で働くことになりました。ローズマリー・ヘイン被告(39)は4児の母親であり、オハイオ州パーマ裁判所によって懲役1カ月とファーストフード店勤務2カ月の判決が下されました。

ヘイン被告は9月5日、有名なフランチャイズ店チポトレメキシカングリルを訪れ、マネージャーのエミリー・ラッセルさん(26)に料理が入った皿を投げつけた容疑で裁判にかけられました。事件当時、ヘイン被告は注文した料理と異なるものが提供されたと主張し、17歳の店員に大声で抗議しました。ラッセルさんはスタッフを守るために対応し、要求に応じて料理を提供し直しましたが、ヘイン被告は再びラッセルさんのもとに戻り、料理が入った状態の皿を投げつけました。

この一部始終は当時、飲食店にいた客によってオンライン上で話題になりました。ラッセルさんは顔にやけどを負い、髪の毛に食べ物が付着した状態でさらに4時間も勤務し続けましたが、ショックを受けて退職しました。

事件担当判事のティモシー・ギルモア判事は本来なら懲役3カ月を宣告する予定でしたが、「刑務所で過ごす代わりに被害者の立場で反省してみるか」という提案をしました。ヘイン被告はこの提案を受け入れ、ギルモア判事は懲役30日とファーストフード店での勤務60日の判決を下しました。

現在、ヘイン被告は週に20時間働けるファーストフード店を探していると報道されています。さらに、ヘイン被告は追加で250ドルの罰金を支払い、2年間の保護観察も受けることになるとのことです。

この事件は、「注文と違う」行為による他人への暴力行為として注目を浴びました。飲食店でのトラブルが過激化する中で、安全な環境を提供するためには常に相手の立場に立って考えることが重要です。

ソースリンク:日本ニュース24時間