ストッキングに入っている台紙は何のため? 「伝線しない取り出し方」をメーカーが伝授

ストッキングの台紙

新品のストッキングやタイツには、中に「台紙」が入っていますよね。しかし、その台紙を取り出す際に伝線してしまう経験はありませんか?この問題について、台紙の役割や取り出し方について、アパレル大手のグンゼ(大阪市北区)が解説しています。一緒に見ていきましょう。

台紙の入ったストッキングの役割は?

実は、ストッキングやタイツに入っている台紙には、それぞれ異なる役割があります。グンゼの広報担当によると、ストッキングには台紙が入っている理由は、着用時のベージュの色味の違いをお客さまに分かりやすく確認していただくためなのだそうです。ベージュカラーは様々な色味がありますが、台紙によって生地が拡張されることで、着用時の色味を確認できるのです。

また、継続購入のお客様に対しては、ご着用前の生地色でも判断できるように、台紙に生地を2重に巻き付けていますとのことです。

一方、タイツやレギンスなどの厚手生地の商品には、シワの発生を軽減し、キレイな状態で届けるために台紙を使用しているそうです。生地への挿入はしていないものが多いようですね。

取り出し方に工夫が必要

ストッキングやタイツから台紙を取り出す際のコツも紹介されています。まずは台紙を優しく握り、ねじって引き出すようにすると、伝線する心配が減ります。また、台紙の角を少しずつ引っ張っていくと、スムーズに取り出すことができますよ。

台紙は必要なのか?

一部の人からは、「台紙がない方がいい」という声もありますが、グンゼの広報担当は、「ストッキングを普段から買い慣れている方には必要ないかもしれませんが、普段からストッキングを履かず買う時に自分に合うベージュカラーが分からない方がいらっしゃることを考えると、台紙は必要であると考えます」と反論しています。

また、近年は中台紙を入れずにエコ包装を行う取り組みも行っているとのことです。

以上、台紙についての解説でした。今回の記事がストッキングやタイツに関する疑問を解消する一助になれば嬉しいです。日本ニュース24時間では、さまざまな情報をお届けしますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

記事の出典元:Yahoo!ニュース