ハワイ州のジョシュ・グリーン知事は、日本人観光客の減少に対応するため、羽田空港と成田空港でのハワイ入国審査の導入を目指していると明かしました。
プレクリアランス制度の導入を目指す
グリーン知事は、「プレクリアランス制度」の導入を目指し、米政府と連携して日本政府へ働きかけを行っています。この制度導入により、ハワイへ直行便を増やし、新型コロナウイルスの影響で減少した日本人客を呼び戻す狙いがあります。
（写真：読売新聞）
ハワイに滞在できる期間を延長
グリーン知事は、「日本とハワイを結ぶ回廊をよりシンプルにし、プレクリアランスを使って数年間、ハワイに滞在できるようにする」と述べました。これにより、観光目的の短期滞在だけでなく、ビジネスなどでの長期滞在者の増加にも期待が寄せられています。
羽田・成田を有力候補とし調整中
プレクリアランス制度の導入に関して、羽田空港と成田空港が有力候補とされています。ただし、「ロジスティクス（詳細な計画）の問題で難航している。詳細を詰めるのに少なくとも１年はかかる」とのことです。
（写真：読売新聞）
日本人観光客の回復への期待
ハワイ州の統計によると、2019年には約157万6000人の日本人がハワイ諸島を訪れました。しかし、2021年には約1万9000人まで減少しました。2023年の訪問者数は回復基調にありますが、約58万3000人と2019年の4割弱にとどまる見込みです。
この取り組みによって、ハワイへの日本人観光客の回復が期待されます。日本とハワイの交流がさらに活発化し、双方にとって良い結果がもたらされることを願っています。
原文のソース：https://news.yahoo.co.jp/articles/cfc8372f5a94d55763819dfc6e892da578c27478
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