ウクライナ国防省の高官、57億円の横領容疑で逮捕

ウクライナ国防省の高官が砲弾の購入契約に絡んで約57億円を横領した疑いで逮捕されました。ウクライナ保安局(SBU)によれば、容疑者は昨年12月に貿易会社と契約を結び、砲弾を購入しました。しかし、その後に同じメーカーから直接購入する契約が成立し、納期の短縮とコスト削減が可能となりました。

ところが容疑者は初めの契約を継続したため、仲介した外国の関連会社に15億フリブナが振り込まれたのです。

この不正行為を裏付ける文書が発見され、容疑者は禁錮15年の刑が言い渡される可能性があります。

ウクライナでは汚職問題が根深く、ゼレンスキー大統領は国防省での汚職事件への対応が必要だとして、前国防相を解任し、新たな人物を起用しました。

また、米国も対ウクライナ支援の一部について、改革の進展を条件にしています。欧州連合(EU)との加盟交渉でも、汚職対策の強化が求められています。

ウクライナの政府は汚職問題に真摯に取り組む姿勢を示しており、今後の対応が注目されます。

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