【衝撃】北九州・小倉の繁華街で酔客が消える!工藤会と警察の激しい対立が巻き起こった

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ハラハラドキドキの北九州・小倉の対立

北九州では、2013年の春、警察と全国唯一の特定危険指定暴力団「工藤会」との対立が頂点に達しました。この時、小倉の夜の街では、機動隊員が派遣された姿が目立ちましたが、それでも市民襲撃事件は絶えませんでした。

ママの心は揺れ動く

ある日、記者は小倉のスナックに立ち寄りました。スナックの入り口には「暴力団員立入禁止」のステッカーが貼られていました。そこで、ビールを持つママが私たちに近づいてきました。彼女はビールを持つ手が震えていましたが、勇気を振り絞りながら話し始めました。「あんたたち、警察? それとも……」彼女はもし私たちが暴力団員であった場合、ビール瓶を使って自衛するつもりだったと打ち明けました。彼女は追い詰められていて、自ら立ち向かうしかなかったのです。

繁華街から酔客が消える

繁華街では、酔客の姿がほとんど見られなくなっていました。北九州市で仕事を終えた後、福岡市・中洲まで出向いて飲むビジネスマンも減っていました。その背景には、「暴力団員立入禁止」のステッカーが大きな問題となっていました。

標章制度の導入

2012年4月、工藤会の元警部が銃撃される事件が発生しました。この事件を受けて、福岡県は「標章制度」を導入しました。これは北九州市を含む県内5市の繁華街を「暴力団排除特別強化地域」とし、飲食店には「暴力団員立入禁止」のステッカーを掲示させるものでした。しかし、思わぬ展開が待ち受けていました。

標章制度が招いた悲劇

標章制度の導入後、北九州市では標章を掲示した店の経営者や従業員が切り付け事件や放火事件に襲われるという悲劇が続発しました。2カ月間で不審火が3件、切りつけ事件が4件起きました。それにより、ステッカーをはがす店舗が相次ぎ、標章掲示店も大幅に減少しました。

市民の恐怖と警察の苦悩

この標章制度は、思わぬ結果を招きました。市民は襲撃の的にされ、警察は捜査に追われ、未解決事件が増えていくばかりでした。市民の間には不満や怒りが渦巻いていました。「警察は守ってくれない」「標章は、警察を選ぶか、暴力団を選ぶかを迫る踏み絵のようだ」と言われていました。

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