「立法院(国会)で民進党にも、国民党にも過半数は取らせない」と誓い合った、台湾民衆党の総統候補・柯文哲氏(クォーウェンジョオー)前台北市長(64)と時代力量の黄国昌氏(50)。
総統選と立法委員選の結果が政権運営に影響
総統選と同日の立法委員(国会議員)選の結果は、新総統の政権運営を左右します。立法院では民進党と国民党が9割近くの議席を占めており、どの党も民衆党の意向を無視することができません。
黄国昌氏を引き抜く「三顧の礼」を贈った理由
黄国昌氏は、「ひまわり運動」に参加した経験から「軍神」と称されています。柯文哲氏は立法委員選で黄国昌氏を比例名簿第2位に据え、党内の議席を2倍に増やすことを目指します。
若者の支持を集める柯文哲氏
柯文哲氏の支持は若者を中心に堅いものがあります。若者の賃金が低く抑えられ、恩恵を受けられない現状に対する不満が高まっています。そのため、「政治は悪化するばかり。柯氏しか改革できない」という期待が存在します。
中台関係よりも内政が重視される総統選
前回の総統選では中台関係が焦点であり、若者の票が民進党を支持しました。しかし、今回の選挙では内政が重視され、若者の支持は柯文哲氏に流れる傾向にあります。このことが国民党が民進党と競り合える要因の一つとなっています。
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