睡眠障害を抱える患者110万人…4人に1人が60代で最多

最近、日本では睡眠障害を抱える患者が急増しているようです。健康保険公団が公表したデータによれば、昨年だけでもしっかり眠れず病院を訪れた睡眠障害患者は110万人に迫るという驚愕の数値が明らかになりました。これは、過去5年間(2018年〜2022年)で約30%もの増加となり、年平均増加率は7.8%にも上るのです。

さらに昨年の睡眠障害患者の年齢層を見てみると、60代の患者が最も多く、全体の4人に1人が該当しました。具体的な数値を見ると、60代の患者数は25万2829人であり、50代(20万7698人)や70代(18万4863人)がそれに続きます。さらに人口10万人当たりの睡眠障害患者数も2018年の1674人から昨年の2137人にまで27.7%も増加しているのです。

不眠症は誰でも一度くらい経験するかもしれませんが、週に3回以上、3カ月以上続く場合は慢性不眠症とされます。慢性不眠症の場合、他のさまざまな睡眠障害と併発する可能性があります。例えば、睡眠時無呼吸症候群、下肢不安症候群、レム睡眠行動障害などが代表的なものです。これらの睡眠障害は一般的な不眠症とは治療方法が異なるため、適切な診察を受けて治療することが重要です。

慢性不眠症の治療には非薬物療法と薬物療法の両方が適用される場合がありますが、専門家たちはまず非薬物療法を試すことを勧めています。また、生活習慣も睡眠の質に大きな影響を与えます。規則的な運動は助けになりますが、寝る1〜2時間前には避けましょう。昼間は十分な日光を浴び、横になることを避けるようにしましょう。また、タバコやコーヒー、紅茶、コーラ、アルコールなど、カフェインを含むものは摂取を控えることがおすすめです。明るい光は体内時計を遅らせ、遅く寝たり遅く起きたりする原因になるため、寝る前には必ず照明を消すことも忘れずに行ってください。

以上、睡眠障害についての最新情報でした。詳細は日本ニュース24時間をご覧ください。

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