昨年末、北朝鮮の金正恩氏の左頬に大きな皮膚トラブルが確認されました。この皮膚トラブルは彼の健康状態とも関連があるため、注目を浴びるものです。専門家は、イボや皮角、ケラトアカントーマの可能性があると分析しています。
皮膚トラブルが長期間放置されている理由
今年の元旦に開かれた北朝鮮の全員会議で、金正恩氏は南朝鮮全領土を平定するための準備を進めるという強いメッセージを出しました。しかし、会議に出席した彼の左頬には目立つほどの皮膚トラブルが確認されました。
韓国の中央日報は、ここ数年間に公開された金正恩氏の写真を分析しました。その結果、彼の左頬の皮膚トラブルは2020年末までは小さなにきび程度でしたが、昨年から徐々に大きくなっていることがわかりました。
これに関連して、ある皮膚科専門医は「写真だけでは正確な診断はできないが、イボや皮角、ケラトアカントーマではないかもしれない」と述べました。ただし、ケラトアカントーマの場合は予後が異なるため、手術による除去が必要な場合もあるとのことです。
金正恩氏の健康状態についての憶測
以前、韓国の国家情報院は金正恩氏がアレルギーとストレスが複合した皮膚炎を患っていると報告しました。彼の体重が140キロ程度であり、睡眠障害が深刻であることも把握されました。さらに、彼は外国製たばこや高級間食を好んで摂取していたため、アルコールやニコチンの依存症もかなり高いと推定されています。
金正恩氏は2012年に執権して以来、健康不安に悩まされてきました。執権初期の2014年には杖をついて現れたこともあり、国家情報院は彼が左足首の水疱で手術を受けたことを確認しました。
また、2020年4月には一時的に姿を消し、「金正恩死亡説」が広まりました。彼が復帰した後、右手首に黒い点が見られたことから、心血管系の手術を受けた可能性が指摘されました。
金正恩氏はその後も後頭部や手首に絆創膏を貼って公の場に姿を現しましたが、その理由は疾患や手術の痕跡ではないかとも言われています。
このように、金正恩氏の頬の皮膚トラブルが放置されている理由や彼の健康状態については、まだ明確な答えが出ていません。しかし、専門家たちは彼の皮膚トラブルについて慎重に分析し、適切な診断や治療法を見つけることが重要だとしています。