K-POPスターがNHK紅白歌合戦の主役に…ジャニー喜多川氏の性加害問題の影響で旧ジャニタレが出演できず

「君は完璧で究極のアイドル!」2023年12月31日のNHK第74回紅白歌合戦で、YOASOBIの曲「アイドル」のステージが話題となりました。なぜなら、ステージの前列にはNewJeans、Stray Kids、SEVENTEENなどのK-POPグループが並んでいたからです。一方、後列には乃木坂46やBEFIRSTなどのJ-POPグループが配置されていました。これに対し、ネット上では「紅白歌合戦がK-POPに支配された」という反応が広がりました。

NHK紅白歌合戦は、日本で最も権威のある年末歌番組として知られ、「日本大衆音楽界のプライド」と称されています。毎年大みそかに開催され、出演者は紅組と白組に分かれて競演します。出演者リストに名を連ねること自体が、その年最も人気のある歌手としての栄誉とされています。

今年の紅白歌合戦には、歴代最多のK-POP関連グループが出演しました。LE SSERAFIM、TWICEのユニットMISAMO、Stray Kids、SEVENTEEN、NewJeans、そしてNiziUのメンバーであるJO1など、計7組が出演しました。NewJeansは日本でのデビュー前にも関わらず、イギリスのロックグループ「クイーン」と共に特別招待歌手として出演しました。「日刊SPA!」などのメディアは、「日本デビューCDも出していないグループが紅白歌合戦に出演するのは非常に異例だ」と評しています。

一方で、ジャニーズ事務所(現SMILE-UP)所属のアーティストは、最終的な出演者リスト44組の中に一組も含まれていませんでした。毎日新聞などは、「1979年以来44年ぶりのジャニーズ出演なし」と報じ、「最近明るみになった故ジャニー喜多川氏の性加害問題への国外の注目を意識した結果と考えられる」と評価しています。

一部では、「紅白歌合戦が視聴率低下を救うためにK-POPを利用している」という分析もあります。紅白歌合戦の視聴率は、1960年代から1970年代にかけては70%から80%にまで達していたのに対し、2021年には過去最低の34.3%となりました。K-POPの7チームが出演したにも関わらず、今年の紅白歌合戦の視聴率はさらに低下し、31.9%となりました。それでも、ネット上では「K-POPグループが大挙登場するYOASOBIのステージ動画がトレンド検索で2位になっている。素晴らしい!」といった反応が見られました。

ユン・スジョン記者

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