イラン爆発で「イスラム国」が自爆テロを主張

イラン爆発

イラン南東部のケルマンで起きた爆発で、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出しました。この爆発では約100人が犠牲になりました。

爆発が起きた現場

3日、爆発はイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の墓の近くで2回にわたり発生しました。当時は追悼集会が行われており、多くの人々が集まっていました。報道によると、約100人が亡くなり、284人が負傷したとのことです。

イスラム国のテロ活動

イスラム国は、イランの国教であるイスラム教シーア派を異端視しており、中東や南アジアでシーア派を狙ったテロ活動を繰り返しています。2022年にはイラン南部のシラーズでシーア派の聖廟を狙った銃撃テロを起こし、犯行声明を出しています。

反米・反イスラエル感情の高まり

今回の爆発は、米軍によって殺害されたソレイマニ司令官の追悼集会が標的にされたものであり、イランでは反米・反イスラエル感情が高まりました。イランのメディアによると、ライシ大統領はイスラエルを批判し、「シオニスト政権(イスラエル)とその支持者の犯罪的な本質をあらわにした」と述べました。この爆発を受けて、ケルマンなどで反米・反イスラエルの抗議デモも発生しました。

イラン南東部のケルマンで発生した爆発によるイスラム国の犯行声明が明らかになりました。テロの被害は深刻であり、イラン国内の反米・反イスラエル感情も高まっています。

日本ニュース24時間