日本政府が能登半島地震への予備費支出を決定、「国民にはこの仕打ち」との声がネットで賛否

漫画家の倉田真由美さんが、日本政府が能登半島地震への40億円超の予備費支出を決定したことについて、ウクライナへの支援と比較し、「国民には、この仕打ち」と憤っています。

倉田真由美さんの意見

倉田さんは自身のSNSアカウントで「国内の大規模災害。こういうものにこそ、潤沢な予算がつけられて然るべき。これほど国が優先すべき重要な案件はそうない」と述べました。岸田文雄首相も年頭会見で能登半島地震に対応するための予備費使用を表明し、鈴木俊一財務相も岸田首相と協議し、予備費から47億7000万円を支出することで了解を得たと明らかにしました。

倉田さんは「例えばウクライナには『切れ目なく着実に』1兆円を支援する我が国。さらにウクライナが債務不履行になった場合、日本が保証国となり世界銀行の損失分を負担することになっている。で、能登地震に40億円。今も瓦礫に人が埋まっているかもしれず、家を失くし寒さに震えている人、これからの生活がまったく不透明になってしまった人が大勢いる能登に。日本国民にはこの仕打ち」とやるせない思いを発信しています。

ネット上の反応

一部のネットユーザーは「40億は初動の費用ですよ」「あの…40億は予備費だから復興費じゃないし。ウクライナへの支援は国内で使えない外貨準備やから、税金でもなんでもないで」といった声を上げました。一方で、「日本のトップが日本国民より外国を信頼してる証です」「日本政府がウクライナに何でそこまでしないと駄目なんですか?ほんと、日本政府がやることは全て理解できない」といった声もありました。

この問題については、さまざまな意見が交錯しているようです。

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