アフリカ開発会議、２８日開幕　河野外相ら準備会合で協議

　政府が国連などと共催する第７回アフリカ開発会議（ＴＩＣＡＤ）が２８日、横浜市で開幕する。２７日に同市で開いた閣僚事前準備会合では、各国首脳らが３０日に採択する「横浜宣言」について協議し、民間投資を中心にした経済構造の転換や平和と安定の強化などを盛り込むことを確認した。

　河野太郎外相は準備会合で「建設的で生産的な議論が行われることを願っている」と述べ、宣言のとりまとめに向け各国の協力を求めた。今後の具体的な行動計画についても意見をすり合わせた。

　２８～３０日の会議には５４のアフリカ各国から関係者が参加する。このうち約３０カ国からは大統領や首相ら首脳が出席する予定で、安倍晋三首相が個別に会談し、支援策を協議する。２８日には安倍首相自身が基調講演し、各国の自立的な経済発展に向け、新たな人材育成策を打ち出す方針だ。