三井不動産、日本橋を「親水空間」に 数千億円投資の新計画

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 三井不動産は29日、平成16年から東京都中央区で進めてきた日本橋再生計画の第3ステージとして、日本橋川沿いで商業施設を展開する親水空間を開発する計画を明らかにした。数千億円から1兆円を投じる大規模プロジェクトで、令和12年から22年の完成を目指す。菰田正信社長は「水都の江戸もイメージし、世界でも例のない独自の親水空間を作りたい」と意気込みを示した。

 新たな日本橋再生計画は、現在は日本橋の真上を高架で通る首都高速道路の地下化計画と合わせて進める。日本橋川沿いに商業施設やオフィスなど延べ床面積約122万平方メートル規模の開発を行い、「六本木ミッドタウンの2倍以上」(菰田社長)の広大な親水空間が誕生する。浅草から羽田までを結ぶ船による水運の回遊性も活用して人を呼び込む。

 さらに羽田、成田両空港への交通の利便性を生かし、食や宇宙、モビリティ(乗り物)など新しい産業を誘致する考え。伝統と革新を融合させた世界的ビジネスイベントを開催する計画も示した。

 三井不動産は1990年台後半に金融や商業の中心としての勢いを失った日本橋の活性化を目的に再生計画を開始。商業施設や多目的ホール、ホテルなどの誘致により、オフィス中心の街並みを多用途化させた。また、1100年の歴史がある福徳神社を再建するなど、江戸情緒の残る風情のあるまちづくりも意識して再開発を進めてきた。

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