群馬県の山本一太知事は30日、政策立案などについて助言する「ネットメディア戦略アドバイザー」と「政策アドバイザー」を、それぞれ任命したと発表した。知事を補佐する課長級の「首席補佐官」を任命したことも明らかにした。
ネットアドバイザーに就いたのは音楽制作などを手がけるREDMusic代表取締役でプロデューサーの宇佐美友章(ともゆき)氏(55)。山本知事は会見で、「ネットを使って(情報などを)ユーザーに届けるノウハウを持っている」と任命理由を述べた。
山本知事は会員制交流サイト(SNS)などを駆使し県政の情報発信を強める考えで、9月補正予算案には動画配信スタジオの設置費用を計上する方針だ。スタジオの設計や運営などについて宇佐美氏に助言を求めていく。
政策アドバイザーには政策シンクタンク、青山社中の共同代表最高執行責任者(COO)の森原誠氏(39)が就いた。山本知事は「県が先進モデルをつくっていくうえで知恵を借りたい」と語った。両アドバイザーは県の非常勤特別職員として勤務する。
また、首席補佐官には県財政課次長の片貝(かたかい)和晶(かずあき)氏(48)を任命した。