「日経平均株価が上昇！」、「円高で日経平均株価は下落」など、ニュースでよく耳にする「日経平均株価」。なんとなく日本経済の調子を表している数字ということはわかるけど、具体的に何なのか、どうやって決まるのか、いまいちよくわからない方も多いのではないでしょうか？
この記事では、投資初心者の方にもわかりやすく、日経平均株価の基本から、その動向を読み解くポイントまで解説していきます。日経平均株価を理解することで、日本経済の動きを掴むことができます。
日経平均株価の基本
日経平均株価とは、東京証券取引所（東証）に上場している企業のうち、代表的な225銘柄の株価を平均して算出した数値のことです。日本の株式市場の動向を示す指標として、最も広く利用されています。
計算方法
日経平均株価は、株価平均式と呼ばれる独自の計算方法で算出されます。簡単に言うと、225銘柄の株価を単純平均するのではなく、それぞれの株価に「みなし額面」と呼ばれる重み付けをして平均しています。
なぜ225銘柄？
225銘柄は、日本経済新聞社が、市場流動性や業種分散などを考慮して選定しています。自動車、電機、銀行など、日本の主要産業を代表する企業が含まれています。
日経平均株価の動向を読み解くポイント
日経平均株価は、様々な要因によって日々変動しています。主な要因としては、以下の点が挙げられます。
国内要因
- 日本経済の動向:景気が良くなると企業業績も向上するため、株価は上昇しやすくなります。
- 金融政策:日本銀行による金融緩和政策は、市場に資金を供給するため、株価上昇の要因となります。
- 為替相場:円安になると、輸出企業の業績が向上するため、株価は上昇しやすくなります。
海外要因
- 米国経済の動向:米国は世界経済の中心であるため、米国経済の動向は、日本経済にも大きな影響を与えます。
- 中国経済の動向:中国は日本の重要な貿易相手国であるため、中国経済の動向も、日本経済に影響を与えます。
- 原油価格:原油価格の上昇は、企業の生産コストを押し上げるため、株価下落の要因となります。
日経平均株価とあなたの生活
日経平均株価は、一見、私たち個人の生活とはかけ離れているように思えるかもしれません。しかし、実際には、私たちの生活にも間接的に影響を与えています。
例えば、日経平均株価が上昇すると、企業の業績が向上し、賃金の上昇や雇用の拡大につながる可能性があります。また、年金や保険などの資産運用にも影響を与える可能性があります。
まとめ
日経平均株価は、日本経済の動向を示す重要な指標です。その動向を読み解くことで、経済の現状や将来予測を立てることができます。
この記事が、日経平均株価について理解を深める一助となれば幸いです。
※投資は自己責任です。投資判断はご自身で行ってください。
