北朝鮮軍のウクライナ派兵について防衛省防衛研究所の兵頭慎治研究幹事と慶応大の廣瀬陽子教授が18日、BS日テレの「深層NEWS」で議論した。
兵頭氏は、北朝鮮兵士を「シベリア鉄道を使って輸送する可能性がある」とした。「(露西部)クルスクはウクライナからの越境攻撃を受けている。ここに送られるのか、(ウクライナ東部)ドネツクなど前線に送られるのか。どういう形で活用されるのか注目される」と語った。
廣瀬氏は「一説に(北朝鮮兵士)1名あたり3万ドル、約450万円でロシアに売っているという話もある。事実なら(北朝鮮は)外貨の獲得もできる。北朝鮮は実戦訓練を積めるメリットがある。北朝鮮とロシアの協力関係が新たな段階に入ったのは間違いない」と分析した。